近頃のキレる中高年事情いろいろ

つい先日まで、怒りをコントロールできず「キレる若者たち」のことが取り沙汰されていたと思いきや。そんな若者に打って変わって、メディアが最近「キレる中高年」という括りでクローズアップしている。ニュースによると、今度は「いい歳」をした中高年の方々がキレやすくなっているらしい。

お怒り爆発の原因は、常日ごろから中高年の方々の内側に蓄積された不安や睡眠不足、疲れなど身体的な問題があるという。その傍らで、怒りの矛先を向けるのに打ってつけの対象をもまた無意識のうちに探しているらしい。

あとは時代の変化。年功序列制度や終身雇用制度といった従来の雇用制度が崩壊したり、ITに疎ければ何かと軽んじられるといった社会的な側面も影響しているとのことだ。結果として、中高年の方々が何かと安心感や充実感を得づらくなっている。これは「やっぱりなあ」という感じがした。

そうじゃなくたって大多数の人たちにとって不安の時代。常日ごろから精神的に不満を溜め込みやすくなっている一番の犠牲者や矛先は、中高年に最も向けられているようにも思える。これほどの社会的背景を思うと誰かしらその犠牲になる人が出てくる方が自然だと、ある意味納得もするニュース記事だった。

ご本人の人格的な成熟度はまた別問題として、時代に取り残されていく不安感や寂しさを覚えているご年配者に、生きていく上での希望やそのための道しるべが少しでも見出せることを願っている。